講義をしてきました!
「金沢学入門1」という講座のなかの、1講義担当なのですが、

タイトルは、
「金沢の演劇」

・・・ほー、お前がねえ、
と言う声がどこからか聞こえてくるような気がしますが。。。

金沢という街と(演劇)文化の関係を、金沢市民芸術村ドラマ工房の内容を中心にお話しさせていただきました。

受講生はなんと150人くらい。
写真はこちら。

金沢大学写真2


さすが金大生。ところどころメモを取りながら、しっかり聞いてくれました。

しかし、あまりの緊張にペース配分を間違え、最後30分くらいは駆け抜けるような講義になってしまいました。
うーん。。。

で、今回の講義をするにあたって自分なりに勉強したり考えたりしたこと。



ご存じの通り、藩政時代の金沢は「空から謡が降ってくる」と言われたくらい加賀宝生が盛んだった土地ですが、それは空から降ってくるくらいに謡がそこここにあふれていたんだろうな、と。

だから現代でも、演劇であれ音楽であれ美術であれ、アートが空から降ってくるように、道ばたに咲いている花のように、ごく自然にそこにある環境こそが「文化都市」なんじゃないかと思うんです。
そして誰もが息を吸うようにアートとともに生活できるようになったら素敵だなって。

世界に通用するような最先端の芸術があふれている刺激的でカッコイイ街はもちろんすばらしいし、時々遊びに行きたいとは思います。
でも、僕が住んでみたいのは、そこらを歩いているおじさんやあんちゃんが、週末にはコンサートを聴きに行き、月末には自分で舞台に上がるような、そんな町です。

「金沢では、アートが空から降ってくる」

・・・カッコイイじゃないですか。