「イグチさんって石鹸の香りしますよね?」

なんて言われるとなかなか気分がよい。

これは我が家で最近使っている柔軟剤「Downy(ダウニー)」の効果である。

パッケージにはアメリカの子供の絵が描いてある。
洗濯機に投入するとなかなか毒々しい色の液体。
どう考えても体によくない気もするのだが、これがそうでもないらしい。

何より気に入っているのは洗った後の香りが長続きすることだ。
というわけで冒頭のセリフにつながるのだけれど。


「あ、なんかいいニオイしますね」
・・・ふふん。

「え?香水とかつけてるんですか」
へへん。

しかし、どうもイグチの場合ちょっと違った感想を持つ方も多いようで。


「あれ?イグチさん風呂上がりですか?」






うーん。まぁ、別に悪い気はしないんだけどさ。
でもこれって、微妙ですよね。

たとえばお昼ごろの打ち合わせだった場合、

(このヒト、昼間っから風呂入ってきやがったのか・・・?)

などと思われてやしないだろうか。気になる。
または、

(さてはさっき起きて風呂入ってきたのか、ダメ人間め!)

なんてことになってるのでは?妄想は膨らむ。



そして、最悪のケースは待ち合わせに遅刻した時だ。

いくら「すいません!遅れちゃって」と頭を下げていても、ほのかに石鹸の(ダウニーの)香りがした日には、

(コイツ、風呂入ってて遅れたのか!)
(風呂星人め!)
(風呂に沈んでしまえ!!)


なんてことに・・・。






・・・まぁ、チコクしなきゃいいだけの話なんですが。