昨日の夜は県立能楽堂に能を観に行ってきました。
演目は『吉野静』。夫義経を救うために静御前が舞うというもの。
やっぱり後半の舞の場面などはなかなか見応えがありました。
現代劇、しかもセリフを中心とした芝居をやっているものとしては、非言語的な表現にはやはり関心があります。

もちろん門外漢ですから見当違いな観方かもしれませんが、罪人(とされるもの)を追捕するというきわめて政治的な行動に対して、舞を舞うという芸術的な力で対抗するというストーリーは現代的なテーマとなりうるのではないか、という印象を持ちました。同時に、政治や権力の力をも越える芸術というものがはたして表現しうるのだろうかという疑問ももちました。
ともあれ、普段目にする形式の演劇とは違うものに触れる機会はとても刺激的で、いい時間を持てました。


狂言の方は『梟山伏(ふくろうやまぶし)』。こっちは純粋に笑えました。
いや、やっぱりすごいですよ。
能狂言というのは室町時代に発祥したものだろうから、いまから500~600年前のもの。それでほとんどセリフも変えず現代の我々が観て笑えるというのはさすが。まあ、時間の流れに耐えうるものしか残っていないわけだけど。

詳しい内容などは省略しますが、イグチの感想は「ドリフだ!」
笑いの構図がそっくり。
主人公の山伏が右往左往するところなんて、「シムラー!後ろーーー!」って叫びたくなりましたもん。

いやいや、いい時間だった。また観に行こうっと。