高校生が同級生を刺した事件をテレビで報道している。
少し前には教室に爆弾を投げ込んだ高校生の話もあった。

きっとしんどいんだろうなあ。

イグチが高校生の頃と比べると、正直わかりにくい世の中になったなあと感じる。勉強できればいいのか。そうではないだろう。できる子はできる子なりに悩んでいる。
価値観があまりにも多様化していて、なにがいいのか、どうすれば幸せになれるのか、誰にもわからない。人はみな自分のことに精一杯で、他人を認めることができない。


こんな時代だからこそ、芸術は必要だ。


自分の思う「美」は自分が信じている限りゆらぐことはない。
「自分はこれがいい」
そう言える。
お金でも他人の目でもない。自分を認められるところがそこにある。
と同時に、「彼にとってはあれがいい」と認めることも芸術でなら可能ではないか。


芸術は役に立たないからいい。


役に立つこと、ためになるもの、トクになることばっかり追い求めていると、苦しい。
役に立たないからこそ、他人はどうでもよく、「自分は」これが好きと言えるのだ。

宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」を思い出した。

ヒデリノトキニハナミダヲナガシ
サムサノナツニハオロオロアルキ

ミンナニデクノボートヨバレ

ホメラレモセズ
クニモサレズ

サウイウモノニ
ワタシハナリタイ