井口日記!

劇団ドリームチョップ代表のイグチが、演劇のこととか教育のこととか 奥さんのこととか何となくダラダラ書いてみたんですよ、 というスタンスの日記です。

2005年10月

・第2回ゲストティーチャーin金沢大学

きのう、金沢大学教育学部で国語科専攻の学生さんを対象に講義をさせていただきました。
7月にもゲストティーチャーという形でやらせていただいて、今回は第2回ということになります。

お題は「『伝わらない』から始めよう」

自分にとっての「普通」と、他人にとっての「普通」は同じではない。だから自分の心や気持ちは簡単には相手には伝わらない。いや、100%通じ合うなんてことはむしろあり得ないのだと言ってもいい。それはとても哀しいことだけれど。

しかし、だからこそ人と人は伝えあい、理解し合おうとするのではないだろうか。

とすれば、コミュニケーションとは、「伝えあい、理解し合うこと」ではなく「伝えあおうとすること、理解し合おうとすること」としか言えないのではないだろうか。



とまあ、そんな感じのことを、授業の進め方や生徒との距離感の持ち方などを交えて話をしてきました。

前回も感じたことですが、学生さん達は本当に真剣に聞いてくれ、かなり感動しました。むしろ、熱心に聞きすぎじゃないか、もう少し疑って聞いてもいいんじゃないか、なんてフラチなことを考えさえしました。

そして、今、授業のアンケートを丁寧に読み返しています。
そこから感じたことは、人間関係について悩んだり、深く考えたりしている人が多いなあということです。これは当たり前かもしれませんが。

オトナになると、人間関係に関しても、「ああ、あの人はああいう人だからしょうがない」とか、「真剣に考えたらストレスが溜まるから、考えるのやめよう」などと軽く流してしまいがちです。それはそれで生きるための方法であって、悪いことではありませんが、教員を目指す方々はやっぱりそこを深く考える人であってほしいと思います。
そうして傷ついたり悩んだりしたことが、子どもたちと接するときに必ず役に立つと思います。


ステキな先生が一人でも多く学校にいれば、きっと世の中はもっとステキになる。

そのお手伝いができるといいなぁ。

・深夜

稽古場から帰ったら1時半。
お風呂に入ってのんびり。
カラダを洗う。ごしごし。

ふと、思い出す。

「石鹸で体洗うとき、泡が立てば立つほど体汚れとるってことなんやぞ」


子どものころ、誰かが言ってた。
嘘っぱちですよね、そんなこと。
テキトーなこと言いやがって。

でも、そのテキトーなことを今も覚えている。

もしも、自分に子どもができたなら、そんなテキトーなことをたくさん言ってあげようと思う。

・酸素浴やってみた

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酸素でスッキリ!

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いや、ちょっと用事がありまして今イグチは能登島にきています。そしてふらりと入った温泉で酸素エアチャージャー見つけました。これはやってみるしかないでしょう。

ぶいーーん。

あ、けっこう気持ちいい。なんか最近ちょっと筋肉が凝りぎみだったんですけどこころなしか楽になったような。うん、あーいいわこれ。へー。

皆さんも一度お試しアレ。意外といいですよ。
さて、お風呂入ってこよっと。

・3連休

土日祝の3連休。
何て言うか、その、ずっと2人でいましてね。
ええ、もちろん、妻と。

お恥ずかしい話ですが、今日はちょいとドライブに城端まで行って参りました。
桜ヶ池クアガーデンのレストラン「ジョウハナーレ」でランチ。
ピザを頼んだんですけど、これがまた大きい。ちょっと二人じゃ多いかなくらいの勢いです。野菜もいっぱい載ってておいしかったですよ。

で、クアガーデンの隣におみやげ屋さんみたいなのがありまして、そこで奥さんが発見したのが「縄で縛ったとうがらし」

あとで買って帰ろうねって話してたんですが・・・




売り切れてる。

いや、3本くらい吊ってあったんですよ。まさか全部売れるとは思わないじゃないですか。ちょっと読みが浅かったですね。残念残念。

・・・しかし、彼女はそこで終わらない。


奥さん「買いに行こう」

え?

奥さん「あきらめきれない。どっか道の駅とかに売ってんじゃない?行くよ」

・・・って、運転するの俺ですよね?

奥さん「はい、出発


結局、山道を通って利賀村の道の駅へ。



ありました!

連休3日目、夫婦2人とんがらしの旅。

・・・まあ、それもまたよしですか。

・修行

きのうは中央高校で総合学習の講師をやらせてもらった。
通常は生徒5名の「自己表現ワークショップ」という授業を週2回担当しているのだが、今回は何と70名近い人数をたった一人でみるのである。しかも時間は45分。生徒の点呼やなんやかんやを除けば実質は約30分

ぶっちゃけ、過酷です。

集まったメンバーは「自己表現」や「演劇」をイメージして集まったわけではないので、モチベーションもまちまち。
もう、しょっぱなから「誰やコイツ」的な厳しい視線をビシバシ感じます。

もうこうなったらやるしかない。
とにかくワークを進行しながら声をかけていきます。
そして全体には、友達関係や恋愛関係など、自分たちの身近な問題とこのワークがどう関わるのかを切々と語ります。

次第に、集中してくる雰囲気が感じられてきます。
もちろん、そうではなくどんどん気持ちが離れていく生徒もいるわけですが。


まあ、なんとかやり終えました。

今回のような過酷な条件はそうはないのですが、それでもやらねばならないときもあります。
修行だ修行。それから、やっぱり演劇教育、表現教育が定着していくためには今の段階を踏まなければならないと思っています。

しかし、これも確信しているのですが、これからの時代、表現教育、コミュニケーションスキルアップは学校現場では必須になるでしょう。そうでなければ授業が成立しなくなっていくはずです。

このあたりの話はまた次回にしたいと思います。

とりあえず。
人生は修行です。

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